【水上三段伸】
(すいじょう さんだんのび)



約束事
「二段伸」で伸びた後、足だけを再度あおって伸びる。
動作上の留意点
姿勢
・「游方真」と同じ。
足脚
・「二段伸」で伸びた後、足だけであおって3段に伸びる。
手腕
・「二段伸」と同じであるが、両手共掻いた後、上脚大腿部に収める。
ポイント
@差手を掻くとき、方向を誤まらないで泳いでいること。
A腰がふらつくことなく泳がれていること。
B2段仲の動作と3段目の動作は同間隔に行うが、3段目の足を扇った後は伸びの間隔が長くなるよう心がけて泳いでいること。
C水枕(頭を安定させること)に注意して泳いでいること。

[神傳流游書]

 此の伸方は2段に伸びたる時足ばかりを遣ひて3段に伸びるを云ふなり。

聊かも水に逆らず先を掛けて游ぐ可し。

水中に此の伸方を用ゆる教へあれども強ひて徳なし。

行間から抽出されるキーワード

二段伸で伸びたとき、足だけを使い3段の伸びにする。

水に逆らわず、先(せん)を掛けておよぐ。

潜水に使うという教えあれど、格別の利はない







戻る



Copyright (C) T.Kodama 2003 All rights reserved Since2003/07/12.